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星の等級と明るさ

肉眼で見ることのできる星は6.5等星までといわれています。数にして約9,000個。これはあくまでも全天でのこと。南十字星のように日本からは見えない星もあります。日本のある北半球ではその半分が見えると考えると約4,500個ということになります。しかし、これはあくまで条件が良い場所でのこと。都市部では3等星〜4等星程度しか見えない場合も多いので、その数はグッと減ってしまいます。

 

おおよその星の数

1等星以上 21個
2等星まで 67個
3等星まで 190個
4等星まで 710個
5等星まで 2,000個
6等星まで 5,600個
7等星まで 16,000個

 

全天の1等星

星の名前 星座 明るさ
1 シリウス おおいぬ -1.5
2 カノープス りゅうこつ -0.7
3 アルクツールス うしかい -0.1
4 ベガ こと 0
5 リゲル・ケンタウリ ケンタウルス 0.1
6 カペラ ぎょしゃ 0.1
7 リゲル オリオン 0.2
8 プロキオン こいぬ 0.4
9 ベテルギウス オリオン 0.4-1.3
10 アケルナル エリダヌス 0.5
11 アゲナ ケンタウルス 0.6
12 アルタイル わし 0.8
13 アクルックス 南十字 0.8
14 アルデバラン おうし 0.9
15 アンタレス さそり 0.9-1.8
16 スピカ おとめ 1
17 ポルックス ふたご 1.2
18 フォーマルハウト みなみのうお 1.2
19 デネブ はくちょう 1.3
20 ミモザ(ベクルックス) 南十字 1.3
21 レグルス しし 1.4

 

 

 

星の明るさ

かつて肉眼で見える星を6つのランクに分けていました。それが1等星から6等星です。今でもその慣例にしたがって星の等級を表現しています。大ざっぱに言うと1等星は6等星の100倍明るいという取り決めがあり、それを基準として星の等級が分かれています。1等級の違いは約2.5倍の明るさの違いになります。1等星以上の明るい星の場合は、0等星、−1等星、−2等星…となります。

 

我々太陽系内の天体では、金星 −4.5等、水星 −1.9等、火星 −2等、木星 −2.7等、土星 0.7等、天王星 5.5、海王星 8等星、冥王星 13等星となります。(惑星は地球からの距離によって明るさが変化しますので一番明るい時の等級です)
また、太陽は−27等星で、これはなんと1等星の1,500億倍も明るいという計算になります。

 

ちなみに宇宙空間にあるハッブル宇宙望遠鏡で観測することができるのは31等星です。

 

星の名前

古くから目立った星には固有名がつけられています。有名なものではシリウス(おおいぬ座)、スピカ(おとめ座)、ベガ(こと座)などがあります。各国で固有の名前がつけられているものもあり、オリヒメ(わし座アルタイル)、ヒコボシ(こと座ベガ)は日本の固有名です。

 

その他にも学名があり、これにはギリシャ文字が割り当てられています。各星座ごと、明るい星から順にα(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)…と全部で24文字あります。それで足りないものはアルファベットを使います。
例えば、さそり座だと一番明るい星(α星)はアンタレスです。このアンタレスを学名で表現するとアルファ・スコルピイ(Scorpii)となります。(スコルピイはさそり座の学名です)

 

星の色

よくよく眺めると少しずつ色が違っているのがわかります。望遠鏡や双眼鏡で眺めるとその違いはもっとハッキリとわかります。

 

こと座のベガは青白い星ですが、さそり座のアンタレスは真っ赤な星です。これは主に星の表面の温度の違いによります。ベガの表面温度は9,500度、アンタレスは3,500度です。ちなみに太陽は6,000度です。

 

二重星といって2つの星がそばにくっついて見えるものがあり、そういった星の中には溜息が出るほど美しい組合せのものがあります。はくちょう座のベータ星アルビレオは有名でオレンジとブルーの対比がとても美しいです。